最終確認日:2026年10月17日/有松住宅(株式会社Four Aces・宅地建物取引業 大阪府知事(3)第59097号)

【大阪市生野区】相続した実家を売ったら手元にいくら残る?費用・税金・解体の補助まで計算

この記事の結論

生野区の平均的な土地60㎡・築50年の木造の家を仲介で売ると、売れる見込み約1,180万円に対して、手元に残るのは約630万〜770万円です。

引かれる費用の大きいものは、解体費(94万〜176万円)・測量(45万〜100万円)・譲渡所得税(160万〜190万円)。古い木造の家なら、大阪市の解体の補助(上限170万円)が使えることがあります。

生野区の家で手残りを計算する

生野区の住宅と空き家の事情

項目生野区
一戸建ての割合45.0%(大阪市24区で1位)
長屋の割合6.5%(大阪市24区で1位)
使用目的のない空き家4,900戸

生野区は、大阪市の中でも一戸建てと長屋が多い区です。古い木造の家が密集している地区もあり、相続したあと空き家のままになっている家も少なくありません。

生野区の土地の値段(地価公示・令和8年)

地点1㎡あたり前面道路最寄り駅
桃谷2丁目(生野-5)238,000円8.0m桃谷 410m
小路2丁目(生野-1)202,000円6.4m小路 340m
中川西2丁目(生野-2)156,000円3.2m鶴橋 1,600m
生野区の住宅地の平均196,200円24区で下から3番目/前年比 +4.0%(大阪市全体の住宅地は +6.5%)

同じ生野区の中でも、桃谷2丁目と中川西2丁目では約1.5倍の差があり、60㎡の土地なら約490万円の違いになります。小路2丁目の地点は、平成4年の1㎡あたり51万円から、令和8年は20万2千円と、30年あまりで6割ほど下がっています。

手残りの計算(仲介で売る場合)

例の家:土地60㎡(約18坪)/木造2階建て・延べ床21坪/昭和50年築/相続から10年・兄弟2人で相続・名義は親のまま/家財が残っている。家を壊して更地にし、仲介で売る形で、土地の値段は生野区の住宅地の平均で計算しています。

項目金額(目安)説明
売れる見込み約1,180万円196,200円×60㎡
− 仲介手数料約45万円宅建業法の上限(3%+6万円+消費税)
− 家財の片付け21万〜42万円延べ床と物の量から
− 解体費94万〜176万円木造4万〜6万円/坪+塀・庭木・アスベスト調査
− 建物滅失登記5万〜7万円土地家屋調査士への報酬
− 確定測量45万〜100万円境界確定図がない場合
− 相続登記9万〜18万円登録免許税+司法書士報酬
− 譲渡所得税・住民税約160万〜190万円取得費不明(売値の5%)・長期の税率20.315%・特例なし
手元に残る金額約630万〜770万円兄弟2人なら1人約315万〜385万円

税金は、解体費や測量費(売るための費用)が多いほど少なくなるため、各行の少ない方どうしを引いた額とは一致しません。

仲介と買取の比較

仲介で売る業者に買い取ってもらう
手元に残る目安約630万〜770万円約400万〜680万円
値段相場どおりを目指す相場の6〜8割から解体費を引いた額が目安
片付け・解体・測量売る側が用意することが多いそのままで渡せることが多い
期間3〜6か月ほど早い

買取の「相場の6〜8割」は業者・物件で変わる実務上の目安です。

税金と3,000万円特別控除

個別の税額は、税理士にご確認ください。

相続登記の期限

相続登記は2024年4月1日から義務になりました。それより前の相続も対象で、原則として2027年3月31日までに申請が必要です。正当な理由なく申請しないと、10万円以下の過料の対象になります(法務省)。売るときにもどのみち名義の変更が必要なので、早めに司法書士に相談するのがおすすめです。

大阪市の解体の補助(生野区)

項目内容(令和8年度)
制度狭あい道路沿道老朽住宅除却促進制度
対象重点対策地区で、幅6m未満の道に面した、昭和56年5月31日以前に建った木造住宅 など
補助壊す費用の5分の4・上限170万円(床の広さによる上限あり。地区により3分の2・上限100万円)
対象外家財の片付け代・消費税
申請契約予定日の40日前まで/令和8年12月28日締切(予算がなくなれば早く終了)

交付決定の通知が届く前に解体業者と契約すると、補助は受けられません。例の家(延べ床21坪≒69㎡)が対象の地区にあれば、補助は最大で約150万円です。対象の地区や条件は、大阪市の手引きか、生野区役所の空き家の相談窓口(地域まちづくり課)でご確認ください。

長屋・再建築不可・共有の注意点

家財と仏壇

仏壇や位牌は、お寺に供養(閉眼供養)をお願いしてから動かすのが一般的です。家財は一度に片付けなくても、まず残したい物を選ぶところから始められます。買取なら、家財が残ったまま渡せることもあります。

よくある質問

Q. 生野区で相続した実家を売ると、手元にはいくら残りますか?
土地60㎡・築50年の木造の家を、区の平均の土地の値段(1㎡あたり19万6,200円)で仲介で売った場合、売れる見込み約1,180万円に対して、手元に残るのは約630万〜770万円が目安です。解体・測量・税金などで410万〜550万円ほどが引かれます。
Q. 生野区で古い家を壊すとき、補助金は使えますか?
大阪市が「重点対策地区」に決めている地区で、幅6m未満の道に面した、昭和56年5月31日以前に建った木造の家なら、壊す費用の5分の4(上限170万円)の補助が出ることがあります。床の広さによる上限があり、家財の片付け代は対象外です。市から交付決定の通知が届く前に解体業者と契約すると、補助は受けられません。
Q. 相続登記をしていない実家にも期限はありますか?
相続登記は2024年4月1日から義務になり、それより前の相続も対象です。原則として2027年3月31日までに申請が必要です。正当な理由なく申請しないと、10万円以下の過料の対象になります。
Q. 相続から10年たった空き家でも、3,000万円の特別控除は使えますか?
使えません。相続した空き家の3,000万円特別控除は、相続の開始があった日から3年を経過する日の属する年の12月31日まで(亡くなった年の3年後の年末まで)に売ることが条件です。
Q. 長屋や路地の奥の家も、同じように計算できますか?
長屋は1軒だけ壊すのが難しく、建物ごとの買取になることが多いです。道に2m以上面していない土地は建て替えができないことがあり、値段が大きく下がります。どちらも一般的な計算とは大きく変わるため、個別に確認が必要です。
Q. 業者に買い取ってもらうと、手元にはいくら残りますか?
買取の値段は、業者や家によって変わりますが、相場の6割から8割くらいから家を壊す費用を差し引いた額が目安です。この例では手元に約400万〜680万円が残る計算です。片付け・解体・測量をせずに渡せることが多いのが利点です。

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市区町村・土地の広さ・建った時期などを選ぶと、この記事と同じ引き算で手残りの目安が出ます。名前も電話番号も要りません。

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出典

この記事は一般的な目安で、不動産の査定や、個別の税務・法律の相談ではありません。